フラッピーバード風ゲームの作り方

Unity 見えない壁を作ろう!2Dフラッピーバード風ゲームを作る方法その16

2025年8月4日

かとこう

こんにちは!カトサンラボのかとこうです。

この記事では、Unityで見えない壁を作る方法について
お伝えしていきます。

前回プレイヤーがゴールを飛び越えることが
できてしまったので、その防止用として今回
見えない壁を作っていきますね。

今回の作業の流れ

見えない壁を作る手順の画像

動画での解説はこちら(2時間17分56秒くらいから)

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1、空のオブジェクトを作成しよう

まずは、見えない壁の元になる

空のオブジェクト

を作成していきましょう。

空のオブジェクトの作成手順

  1. ヒエラルキーの「+」ボタンをクリックする
  2. 「Create Empty(空のオブジェクト)」を選択する
  3. 名前を GoalStop に変更する(わかりやすい名前なら何でもOK)

このオブジェクトは画像や見た目がない

「透明なオブジェクト」

ですが、位置や大きさなどを
調整することができます。

見えない壁のオブジェクトを作った画像

② ゴールの上にオブジェクトを移動しよう

次に、作った GoalStop を
ゴール(ひよこちゃん)の上に移動しましょう。

空のオブジェクトの移動手順

  • ツールバーの「ムーブツール(移動ツール)」を選ぶ
  • ゴールの上あたりまでドラッグして移動する

移動後、見た感じでゴールの真上にあればOKです!

見えない壁の位置を調整した画像

3、当たり判定(Box Collider 2D)をつけよう

空のオブジェクトを透明な壁として
機能させるには、

当たり判定(コライダー)

が必要になります。

空のオブジェクトに当たり判定をつける手順

  1. ヒエラルキーでGoalStop を選択する
  2. インスペクターの「Add Component」をクリックする
  3. Box Collider 2D を検索して選んでクリックする

これでプレイヤーがぶつかる「当たり判定」が
見えない壁につきました。

見えない壁に当たり判定をつけた画像

4、当たり判定の大きさを調整しよう

次に、当たり判定のサイズを
調整していきましょう。

プレイヤーが通り抜けられないような
大きさにしていきます。

当たり判定の大きさを調整する手順

  • インスペクターの Box Collider 2D にある「Edit Collider」ボタンをクリックする
  • シーンビューで枠をドラッグ&ドロップしてサイズを調整する
  • 調整し終わったら、Box Collider 2D にある「Edit Collider」ボタンを再度クリックする

ゴールの後ろへ進めないように
少し大きめに設定するのがおすすめです。

見えない壁の当たり判定の大きさを調整した画像

5、見えない壁の位置を微調整しよう

見えない壁の位置がズレていると
プレイヤーが通れてしまう可能性も
あるため微調整していきます。

見えない壁の位置の調整手順

  • 再び「ムーブツール」を使って、壁の位置をゴールのすぐ上に微調整しましょう
  • 真上に配置すればOK!(あとで再調整も可能です)
見えない壁の位置を微調整した画像

6、テストプレイで確認しよう!

見えない壁が出来たらあとは実際に
プレイをして動作をチェックしてみましょう!

チェックポイント

  • ゴールを飛び越えようとジャンプをすると、「見えない壁」にぶつかるか?
  • ジャンプをやめると、下に落ちてゴールに触れて「ゲームクリア」になるか?

シーンビューの上にある「▶」プレイボタンを
クリックしてテストプレイを開始しましょう。

そして、チェックポイントが確認できたらOKです。

テストプレイをして見えない壁にぶつかってみた画像

見えない壁を作る方法のまとめ

今回は、プレイヤーがゴールの先に
進めないようにするために、

  • 空のオブジェクトを作成する
  • 当たり判定を追加する
  • 位置と大きさを調整する
  • テストで確認する

という手順で「見えない壁」を作成しました。

このような「空のオブジェクト+コライダー」は、
他にも見えない床やガイド、制限エリアの設置など、
様々な場面で活用できますよ!

次の記事では障害物の石を作る方法に
ついてお伝えしていきますね。

▼ 次の記事はこちら

>> Unity 障害物の石を作成しよう!2Dフラッピーバード風ゲームを作る方法その17

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