
こんにちは!カトサンラボのかとこうです。
この記事では、Unityで見えない壁を作る方法について
お伝えしていきます。
前回プレイヤーがゴールを飛び越えることが
できてしまったので、その防止用として今回
見えない壁を作っていきますね。
今回の作業の流れ

動画での解説はこちら(2時間17分56秒くらいから)
1、空のオブジェクトを作成しよう
まずは、見えない壁の元になる
「空のオブジェクト」
を作成していきましょう。
空のオブジェクトの作成手順
- ヒエラルキーの「+」ボタンをクリックする
- 「Create Empty(空のオブジェクト)」を選択する
- 名前を
GoalStop
に変更する(わかりやすい名前なら何でもOK)
このオブジェクトは画像や見た目がない
「透明なオブジェクト」
ですが、位置や大きさなどを
調整することができます。

② ゴールの上にオブジェクトを移動しよう
次に、作った GoalStop
を
ゴール(ひよこちゃん)の上に移動しましょう。
空のオブジェクトの移動手順
- ツールバーの「ムーブツール(移動ツール)」を選ぶ
- ゴールの上あたりまでドラッグして移動する
移動後、見た感じでゴールの真上にあればOKです!

3、当たり判定(Box Collider 2D)をつけよう
空のオブジェクトを透明な壁として
機能させるには、
「当たり判定(コライダー)」
が必要になります。
空のオブジェクトに当たり判定をつける手順
- ヒエラルキーで
GoalStop
を選択する - インスペクターの「Add Component」をクリックする
Box Collider 2D
を検索して選んでクリックする
これでプレイヤーがぶつかる「当たり判定」が
見えない壁につきました。

4、当たり判定の大きさを調整しよう
次に、当たり判定のサイズを
調整していきましょう。
プレイヤーが通り抜けられないような
大きさにしていきます。
当たり判定の大きさを調整する手順
- インスペクターの
Box Collider 2D
にある「Edit Collider」ボタンをクリックする - シーンビューで枠をドラッグ&ドロップしてサイズを調整する
- 調整し終わったら、
Box Collider 2D
にある「Edit Collider」ボタンを再度クリックする
ゴールの後ろへ進めないように
少し大きめに設定するのがおすすめです。

5、見えない壁の位置を微調整しよう
見えない壁の位置がズレていると
プレイヤーが通れてしまう可能性も
あるため微調整していきます。
見えない壁の位置の調整手順
- 再び「ムーブツール」を使って、壁の位置をゴールのすぐ上に微調整しましょう
- 真上に配置すればOK!(あとで再調整も可能です)

6、テストプレイで確認しよう!
見えない壁が出来たらあとは実際に
プレイをして動作をチェックしてみましょう!
チェックポイント
- ゴールを飛び越えようとジャンプをすると、「見えない壁」にぶつかるか?
- ジャンプをやめると、下に落ちてゴールに触れて「ゲームクリア」になるか?
シーンビューの上にある「▶」プレイボタンを
クリックしてテストプレイを開始しましょう。
そして、チェックポイントが確認できたらOKです。

見えない壁を作る方法のまとめ
今回は、プレイヤーがゴールの先に
進めないようにするために、
- 空のオブジェクトを作成する
- 当たり判定を追加する
- 位置と大きさを調整する
- テストで確認する
という手順で「見えない壁」を作成しました。
このような「空のオブジェクト+コライダー」は、
他にも見えない床やガイド、制限エリアの設置など、
様々な場面で活用できますよ!
次の記事では障害物の石を作る方法に
ついてお伝えしていきますね。
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