ども!カトサンラボのかとこうです。
この記事では、
「ChatGPTなどの生成AIをUnityのゲーム制作にどう使うか?」
ということについて、
「最近試している自分なりの使い方」
について紹介してみたいと思います。
この記事でお伝えしているのは、
といった内容になります。
生成AIって便利そうだけど、
「結局どうやって使ったらいいんだろう?」
と思っている方の参考になれば幸いです。
1、生成AIをゲーム制作のアイデア出しに使う
まずお伝えしていくのが、
「ゲーム制作をするときのアイデア出しに使う」
という使い方です。
ゲームを作りたい場合、
「こういったゲームを作りたいなぁ」
というなんとなくのイメージが
あると思います。
そのイメージを膨らませていくために
生成AIを使うんですね。
例えば、アクションゲームを作るとして、
・どういったストーリーにするか?
・アクションゲームを面白くする要素って何があるかな?
・横スクロールのアクションで人気のゲームって何があったっけ?
などという感じで、
ゲームのアイデアを考えている時に
思い浮かんだ疑問などをChatGPTへ
投げかけていきます。
そうすると、一人で考えている時よりも
アイデアがまとまっていくと感じました。
ここでは一例として、以下の内容を
ChatGPTに投げかけてみます。
ChatGPTへのメッセージ
2Dアクションゲームを作ろうと思っているので、
アイデアを一緒に考えて欲しい
ロックマンや魔界村のような弾をうつ
アクションシューティングにしたい。
主人公は可愛い動物がいい。
住んでいた森に侵略してきた魔物と戦う。
ボスを倒すことでクリアとなる。
ステージは3ステージくらい作りたい。
それぞれのステージには特性を持たせて、
それぞれのステージに合ったボスも作りたい。
主人公の武器はパワーアップするようにしたい。
そして、上記の文章に対する回答が
以下の内容です。
ChatGPTの返答
このようにかなり参考になる
アイデアを考えてくれるんですね。
ここからさらにアイデアを
膨らませていくことで、
作りたいゲームが具体的に
なっていきます。
2、生成AIで作りたいゲームに必要な要素を書き出す
次にお伝えするのは、
「作りたいゲームに必要な要素を書き出す」
という使い方になります。
先ほどの例の2Dアクションゲームについて
続けてChatGPTとのやりとりをご紹介しますね。
ChatGPTへのメッセージ
「この2DアクションゲームをUnityで作る場合に必要となる要素を書き出してください」
そして以下がChatGPTの返信となります。
ChatGPTの返答
このように、ざっと必要な要素を
書き出してくれました。
必要な要素がわかれば、あとはそれを
一つずつ作っていくことで
ゲームを制作することができますよね。
ただ、ここに書かれている内容が
全てではないこともあります。
作っていくうちにまた必要なものが
出てきたりするので、
その都度ChatGPTと対話しつつ
進めていくといいかなと思います。
3、生成AIでゲームを作る作業の流れを確認する
3つ目に説明する使い方は、
「ゲームを作る作業の流れを確認する」
という内容になります。
前の項目で、2Dアクションゲームを作る
要素について書き出しました。
そうしましたら、その要素の中から
作りたい部分の作業を確認してみます。
ChatGPTに以下のメッセージを送りました。
ChatGPTへのメッセージ
「コンセプトアートやキャラクターのデザインの作り方を教えて」
そうすると、以下のような
返答が書かれました。
ChatGPTの返答
このように、作業の流れや手順が
詳細に書かれています。
これを参考にすることで、
必要な要素の作り方や作業の流れを
確認できるのでスムーズに進めることが
できるように感じています。
4、生成AIにゲームで作りたいシステムの作り方の案を出してもらう
4つ目に説明するのは、
「ゲームで作りたいシステムの作り方の案を出してもらう」
という使い方になります。
例えば、2Dアクションゲームを
作っているとして、
「2段ジャンプを実装したいなぁ」
と思った場合にそれを
ChatGPTに投げかけてみます。
ChatGPTへのメッセージ
「2Dアクションゲームで2段ジャンプを実装したい。何かいい方法はある?」
上の文章を送信したところ、
以下のような内容が返ってきました。
ChatGPTの返答
このように、作り方の手順や
実際に必要なプログラムの
コードまで生成してくれました。
プログラムの詳細説明も
書かれていますね。
書かれた内容については、
自分で調整することも
必要な時があります。
ですが、この生成された内容を
元に作っていくことで、
1から調べて作るよりも
作業がかなり短縮されると思います。
5、生成A Iでプログラムのコード案を作成する
5つ目の使い方は、
「プログラムのコード案を作成する」
という内容になります。
これは4つ目の内容と
被る部分もありますが、
何かしらのプログラムのコードを
作りたい時に、その元になる
コードを書いてもらうんですね。
例えば、
ChatGPTへのメッセージ
「2Dアクションゲームでプレイヤーを操作するコードを書いて。
左右の矢印キーでそれぞれ右と左に移動するのと、
スペースキーでジャンプをしたい」
とChatGPTに送信しました。
そして以下の内容がChatGPTの返答です。
ChatGPTの返答
このようにやりたいことのプログラムの
コードを生成してくれました。
内容については確認しつつ
使っていく必要がありますが、
これも1から書くよりも、
かなり作業時間の短縮になりますよね。
6、生成AIにプログラムのコード修正の案を書いてもらう
6つ目の使い方は、
「プログラムのコード修正の案を書いてもらう」
という内容になります。
プログラムのコードを書いているときに
上手く動かなかった時、ChatGPTの
チャット欄にコードを貼り付けた上で、
「◯◯の部分が上手く動かないから修正案を書いて」
などと文章を送信することで、
コードの修正案を生成してくれます。
また、前の項目でプレイヤーの操作を行う
プログラムのコードを書いてもらいましたが、
2段ジャンプについては書かれていません。
これを修正してもらったりもできます。
コードをコピーしてそのまま貼りつけて、
「このコードに追加で、2段ジャンプができるようにしたい」
というように文章を送信します。
ChatGPTへのメッセージ
【コードを貼り付ける】
このコードに追加で2段ジャンプができるようにしたい
そうしますとこのように、
ChatGPTの返答
2段ジャンプが追加されたプログラムの
コードを生成してくれます。
7、まとめ
この記事では、ChatGPTなどの
生成AIをUnityのゲーム制作で
使う方法として、
といった、6つの内容について
お伝えさせていただきました。
僕はここ最近になって
ChatGPTをUnityのゲーム制作で
使えないかと試し始めたので、
もっといい方法があるかもしれません。
また、有料版の場合には
画像の生成ができるようなので、
ゲームの素材の作成にも使えると思います。
今後試してみたらまた追記しますね。
ということで、今回の内容については
以上となります。
生成AIを上手く活用することで、
ゲーム制作の作業効率も
格段にアップすると感じています。
この記事の内容が何か1つでも
参考になれば幸いです!