フラッピーバード風ゲームの作り方

Unityで床のオブジェクトのプレハブ化をしよう:2Dフラッピーバード風ゲームを作る方法その11

2025年7月26日

かとこう

こんにちは!カトサンラボのかとこうです。

この記事では、「床のプレハブ化」についての
解説を行っていきます。

今回床をプレハブ化して、それを天井にする予定です。

Unity初心者の方でもできるように、
丁寧にステップごとに解説していきますね!

プレハブについての説明もしますので、
お役に立てば幸いです!

プレハブ化って何?まずは概要をチェック!

Unityには「プレハブ(Prefab)」という
便利な機能があります。

これは簡単に言うと、

「テンプレート」や「ハンコ」みたいなものです。

一度作ったオブジェクトを
「プレハブ化」しておけば、

あとから何回でも簡単に
使い回せるようになるんです。

今回の目的は、天井を作るために床をプレハブ化すること。

作業は以下の4ステップで進めていきますね。

作業ステップ一覧

床のプレハブ化とプレハブについての説明のまとめ

▼ 動画での解説はこちら(1時間36分17秒くらいから)

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ステップ①:トゲ(thornDot)を子要素に追加しよう

天井にも「トゲ」をつけたいので、床のプレハブ化をする前に
床の子要素にトゲを追加しておきましょう。

手順はこちら

  1. ヒエラルキーでトゲオブジェクト(thornDot)を選択する
  2. トゲをクリックしたまま動かして床オブジェクト(floor)の上でクリックを離す

そうすることで、トゲは「床の子オブジェクト(子要素)」になります。

完成図:トゲが床の子要素になりました

thornDotをfloorの子要素にした画像

▶︎ 親子関係を作ると、親オブジェクトを動かした時に子も一緒に動いてくれるので便利なんですね!

この状態で床をプレハブ化すれば、
トゲ付きの床プレハブが完成します。

ステップ②:床をプレハブ化しよう

次はシーンビューに配置してある

「床のオブジェクト」

をプレハブ化していきます。

プレハブ化のやり方は超カンタンです!:手順はこちら

  1. ヒエラルキーから床(例:Floor)を選択する
  2. それをプロジェクトウィンドウにドラッグ&ドロップする

これだけでプレハブ化は完了です!

プロジェクトウインドウに
floorのプレハブができました。

floorのプレハブを作成した画像

プレハブ化されたオブジェクトは、
ヒエラルキー上で青色で表示されるのが特徴です。

プレハブ化すると青く表示される画像

ステップ③:プレハブ化した床オブジェクトを配置しよう

次は、作ったプレハブをシーンビューに
配置していきましょう。

やることは以下の通り:

  1. プロジェクトウィンドウから床のプレハブをシーンビューにドラッグ&ドロップして配置する
  2. 新しく配置したプレハブは重なっているので、ムーブツールで少し上に移動させる

これで、床のプレハブの配置は完了です。

完成図

床のプレハブを配置して位置を調整した画像

ステップ④ プレハブの説明:プレハブのすごいところ・コピーとの違いとは?

今回床のオブジェクトをプレハブ化しましたが、

「コピーして複製すればいいのでは?」

と思った方もいるかもしれません。

でもプレハブにはコピーにはないメリットがあるんですね!

▶︎ プレハブの大きな特徴:

元のプレハブを変更すれば、全てのプレハブに一括で反映される!

コピーの場合ですと、コピーした1つ1つを
手動で修正する必要がありますが、

プレハブなら元のプレハブを編集することで
一括管理できちゃうんです。

そのため、同じオブジェクトを増やしたい場合には
プレハブ化をするととても効率的です。

まとめ:プレハブを利用すると作業効率が大幅アップします!

今回の作業で学んだことをまとめると…

  • プレハブは「テンプレート」や「ハンコ」みたいなもの
  • 一度作れば、何度でも再利用できる
  • 元のプレハブを変更すれば、配置したすべてのプレハブに反映される
  • 同じようなオブジェクトをたくさん使う時はとても便利!

Unityでゲームを作るうえでプレハブは
欠かせない機能のひとつです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、
使ってみるとその便利さに気づくと思いますよ!

次回は、今回配置した床のプレハブの
位置などを調整して天井を作る作業を紹介します。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

▼ 次の記事はこちら

Unity 2D 床のプレハブを活用して天井を作ろう!フラッピーバード風ゲームを作る方法その12

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