
ども!カトサンラボのかとこうです。
今回の記事では、障害物のトゲを作ろう
ということで、
Unityで2Dアクションゲームを作る際の
定番ギミックである「トゲ」の画像を配置し、
当たり判定を設定する手順について解説していきます!
▼ 動画での解説はこちら(1時間7分16秒くらいから)
1. トゲの画像を配置しよう
まずは、トゲの画像をシーンビューに配置していきましょう。
完成図

トゲを配置する手順
- Projectウィンドウで
Images > thorn
フォルダを開く - トゲ画像(ドット絵 or イラスト)を選択する
- シーンビューまたはヒエラルキーにドラッグ&ドロップをする
※ ヒエラルキーに追加すると、シーンビューにも自動的に反映されます。
2. 画像の大きさを調整しよう
次はトゲを床に合わせて横長に表示しましょう。
完成図

トゲを横長にするための手順
▶︎ スプライト設定の変更
- Projectウィンドウでトゲ画像を選択する
- インスペクター > Sprite Mode の中の
「Mesh Type」をFull Rect
に変更する Apply
をクリックして保存する
▶︎ 描画モードの変更
- ヒエラルキーのトゲオブジェクトを選択する
- インスペクターの
Sprite Renderer
→「Draw Mode」をTiled
に変更する
以上の設定により、トゲ画像を引き伸ばすの
ではなく、タイル状に繰り返して表示できます。
※ 今回は床とバランスを取って、トゲのサイズを
Draw ModeからWidthを120程度に設定します(後で微調整も可能です)
3. トゲの位置を調整して床の中央に配置しよう
次はトゲの位置を調整していきましょう。
完成図

トゲの位置を調整する手順
位置の調整には、Unityの ムーブツール(移動ツール) を使います。
- ムーブツールでトゲを床の中央に配置する
- トゲが床の後ろに表示される場合にはPositionのZを−0.5に変更する
- 必要に応じて、インスペクターの
Transform > Position
で数値の微調整を行う
4. 当たり判定(コライダー)をつけよう
トゲに当たり判定(コライダー)を追加しましょう。
完成図

▶︎ Box Collider 2D の追加手順
- ヒエラルキーのトゲを選択する
- インスペクター下部の
Add Component
をクリックする - 「Box Collider 2D」と検索して出てきた候補から選んでクリックする
▶︎ BoxCollider2Dのサイズを調整する手順
- Box Collider2DのインスペクターのSizeを見る
- SzeのXに120と入力をする
これで、トゲとプレイヤーが衝突した時の
判定ができるようになりました。

トゲの全体に当たり判定がつきました。

5. 当たり判定の範囲を調整しよう
今の状態だと、トゲの一番上まで
当たり判定があるので、見た目上
「トゲに乗れる」
ようになってしまいます。
これを防ぐために、当たり判定の範囲を
下にずらす調整を行いましょう。
完成図

▶︎ コライダー範囲の編集をする手順
- インスペクターの「Box Collider 2D」内にある
Edit Collider
をクリック - シーンビューで、緑の枠をドラッグして下方向に調整する
- 再度
Edit Collider
をクリックして確定する
※このように調整することで、「トゲに触れると刺さる」自然な演出が可能になります。
6、 まとめ

今回は、以下の作業を行いました。
- トゲ画像の配置
- トゲの大きさの調整(タイル状に伸ばす設定)
- トゲの位置の調整
- トゲの当たり判定の追加と編集
これらの手順はUnityの基本的な
作業の流れでもあり、
床や他のオブジェクトにも
応用ができます。
次のステップでは、プレイヤーが
トゲにくっついてしまう不具合の
修正をする予定です。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!
🔧 補足:プレイヤーがトゲに「くっつく」現象について
現時点では、プレイヤーがトゲにぶつかった後に
「くっついたまま動けない」
という状態になることがあります。
この現象の原因と解決方法については、
次の記事で詳しく解説しますね。
▼ 次の記事はこちら
→ 近日アップ予定