チャットGPTとUntiy ブロック崩しの作り方

ChatGPTとUnityでブロック崩しを作る基礎講座1:初期設定・ステージの壁を作る

2024年8月4日

ども!カトサンラボのかとこうです。

この記事では、

ChatGPTとUnityを使ってブロック崩しを作る基礎講座

ということで、

比較的簡単に作れるゲームである
ブロック崩しを作りながら

ChatGPTをUnityにどう使うか?

という一例をお伝えしていきたいと思います。

また、ChatGPTを使っていない方でも
この記事を見ることで

Unityを使ってブロック崩しを作る方法

がわかるようになっています。

ブロック崩し基礎講座の全体像は、

全体像

1、初期設定とステージの壁の作成

2、プレイヤーが操作するバー(パドル)の作成

3、跳ね返るボールの作成

4、ブロックの作成とプレハブ化と配置

5、ゲームオーバーのプログラムの作成

6、ゲームオーバーテキストの作成と表示

7、ゲームクリアのプログラムの作成

8、ゲームクリアのテキストの作成と表示

という内容になっています。

今回の記事は1回目として、

新規プロジェクトの作成から初期設定とステージの壁を作る

というところまで解説をしていきますね。

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1、ChatGPTでブロック崩しを作るために必要な要素を確認する

最初に行うのは、

ChatGPTでブロック崩しを作るために必要な要素を確認する

という作業になります。

まずChatGPTを開きまして、
ChatGPTのチャット欄に

Unityでブロック崩しを作りたい。必要な要素を教えて。

と入力をして送信します。

チャットGPTのチャット欄に入力した画像

そうすると、ChatGPTが
ブロック崩しに必要な要素を
書き出してくれるんですね。

ChatGPTの返答

チャットGPTの返答1
チャットGPTの返答2

上記は途中までの画像ですが、
この返答を確認して作業手順を
組み立てていきます。

2、Unityで新しいプロジェクトを作る

Unityでブロック崩しを作るのに
必要な要素を確認したら次は、

Unityで新規プロジェクトの作成

を行なっていきます。

UnityHubを開いて、画面が表示されたら、
プロジェクトの項目から

新しいプロジェクト

をクリックします。

新しいプロジェクトの位置はここ

そして、表示されたプロジェクトの
作成メニューから、

Unityエディターのバージョンを選んで、
2Dのテンプレートを選択。

バージョンと2Dテンプレートを選んだ画像

そして名前をブロック崩しを翻訳した

Breakout

に変更しました。

プロジェクト名を変更した画像

その後、

プロジェクトの作成

をクリックします。

プロジェクトを作成の位置はここ

そうすると新しいプロジェクトが作成されて、
Unityエディターが起動します。

Unityエディターが起動した画像

3、新規プロジェクトの初期設定をする

Unityエディターが開きましたら、

プロジェクトの初期設定

を行なっていきましょう。

今回は特に変更をしませんが、
確認をしていきますね。

Unityが開いたら初期設定から行いましょう

1、プラットフォームの設定をする

僕は最初に、

プラットフォームの設定

を行っています。

上部にあるUnityのメニューバーから
「File」をクリック。

UnityのメニューのFileの位置はここ

そして表示されたメニューから

「Build Settings」

をクリックして開きます。

Build Settingsの位置はここ

そして表示された画面から
プラットフォームを選択していきますが、

今回は特に変更せず

「Windows,mac,Linux」

でやっていきますね。

ここでプラットフォームを選べます

2、画面サイズ・解像度の設定をする

そして次は、

画面サイズ・解像度

の設定をしていきます。

Unityエディターの真ん中の画面の
「Game」というタブをクリックして
ゲームビューを開きます。

ゲームビューを開く位置はここ

そしてこの、

FullHD

という部分をクリックすると、
画面サイズが変更できるんですね。

画面のサイズ・解像度を変更する位置はここ

今回はこちらも特に変更せず、

FullHD

のサイズでブロック崩しを
作っていこうと思います。

Full HDの位置はここ

3、シーンに名前をつけて保存する

ここまで設定の確認ができましたら、

シーンのファイルに名前をつけて保存

をしておきます。

下の方にあるProjectウインドウの中に

Scenes

というフォルダがあるので
ダブルクリックして開きます。

Scenesフォルダを開きましょう

中には、

Sample Scene

というファイルが入っていますが、
このファイルの名前を変更します。

ここにシーンのファイルが入っています

ファイルの上で右クリックをして
表示されたメニューから
Renameをクリック。

Renameの位置はここ

そして名前が変更できるようになったら、
「Sample」の部分を消して「Game」と
書き換えます。

そうしたら、エンターを押して決定。

名前を変更したらエンターを押して決定します

その後上部にあるUnityのメニューバーから
「File」をクリックして、

表示されたメニューから

「Save」

を選んでクリックしましょう。

Saveの位置はここ

ここまでできたら初期設定は完了です。

4、ステージの壁を作成する手順を確認する

初期設定ができたら次は、

ステージの壁を作成する手順の確認

を行なっていきます。

Unityに慣れている人は自分でサクサク作れると
思いますが、慣れていない初心者の方は
壁を作る作業についてChatGPTを使って
確認していきましょう。

ChatGPTの画面を開いて、
チャット欄に

ボールが画面外に出ないように壁を作成したい。壁は画像をつけて見えるようにしたい。作り方を教えて。

と入力して送信します。

この記事では

「ステージの外にボールが出ないように壁を作りたいです。」

と入力していますが、上のメッセージのように
少し詳しく書いた方がいいです。

チャットGPTにチャットを送信した画像

そうするとChatGPTが壁を作る手順を
書き出してくれるので、それを見て
壁の作り方を確認しましょう。

ChatGPTの返答

チャットGPTの返答3
チャットGPTの返答4
チャットGPTの返答5

5、Unityで壁を作る

壁の作り方を確認したら、
実際にUnityで作っていきましょう。

5つの手順に分けて解説しますね。

1、壁をまとめるゲームオブジェクトを作る

まずは、壁をまとめるための
見えないゲームオブジェクトを作成します。

Hierarchyで右クリックか、
プラスボタンをクリックして
出てきたメニューから

Create Empty

をクリックします。

Create Emptyの位置はここ

すると、Hierarchyに新しい
ゲームオブジェクトが作られて、

名前が変更できるように
なっているんですね。

見えないゲームオブジェクトが作られました

この名前を「Walls」に変更したら、
エンターを押して決定しましょう。

見えないゲームオブジェクトの名前をWallsに変更した画像

これで、壁をまとめるオブジェクトを
作ることができました。

これはゲーム上に存在していますが、
見えないオブジェクトになっています。

作れたら位置の確認をします。

inspectorのTransformの
Positionを見て、XYZの数値が
0になっていればOKです。

数値が入っている場合には、
すべて0にしておきましょう。

見えないゲームオブジェクトの位置を真ん中にします

2、左側の壁を作る

次は左側の壁を作っていきましょう。

ヒラエルキーのプラスボタンを
クリックして表示されたメニューから

「2D Object → Sprites → Square」

と選んで決定をします。

Squareの位置はここ

そうすると四角い画像が作られるので、
名前を「LeftWall」と変更しました。

左壁のゲームオブジェクトの名前を変更した画像

そうしたら、次は色を変更して
茶色っぽい色にします。

inspectorのスプライトレンダラーという
部分にある「Color」の項目をクリックすると
色が変更できます。

Colorの白い部分をクリックするとカラーパレットが開きます

色を変更する画面が表示されるので、
茶色っぽい色にできたらOKです。

茶色っぽい色を選んだ画像

色を変更したら、次は大きさの変更です。

左側の壁は縦に長くしたいので、
inspectorのTransformの
スケールのYの値を10にします。

画像を縦に大きくした画像

大きさを変更したら、当たり判定を
つけていきましょう。

inspectorの下の方にある
Add Componentをクリックして、
検索欄にBと入力をします。

Add Componentの検索窓に「b」と入力した画像

そして出てきた候補の中から

「Box Collider2D」

を選んでクリック。

Box Collider 2Dを選んでクリック

そうすることで、inspectorに
Box Collider2Dが表示されて、
当たり判定の機能が付くんですね。

当たり判定がついた画像

当たり判定がついたら、位置の調整をします。

ゲームビューになっている場合は、
「Scene」をクリックして
シーンビューに変更しましょう。

シーンビューを表示するSceneの位置はここ

そしてUnityのツールバーから、
ムーブツールを選びます。

ツールバーの十字マークがムーブツールです

そして表示された赤い矢印を
クリックしたまま動かして、
左の方に持っていきましょう。

そして、この辺かなというところで
クリックを離して決定。

ムーブツールで左に移動させた画像

その後、微調整をしたいので、
TransformのPositionを
チェックしていきます。

横の位置はXを見ますが、
Xの数値が-8.33になっていたので、
-8.5に変更しました。

Positionの位置を変更した画像

これで左側の壁は完成です。

3、右側の壁を作る

左側の壁ができたら、
次は右側の壁を作っていきましょう。

Hierarchyの「LeftWall」を
右クリックしてメニューを出します。

そして、Duplicateを選んでクリック。

複製をするためのDuplicateはここ

そうすると、「LeftWall」が複製されて、
「LeftWall(1)」が作られました。

LeftWallを複製したゲームオブジェクトが作られた画像

この名前を変更したいので、
右クリックで表示されたメニューから
Renameを選んで「RightWall」と入力します。

Leftを消してRightWallと入力

名前を変更したら、ムーブツールの
赤い矢印をクリックしたまま
右側に動かしていきます。

ムーブツールで右側に移動させた画像

画面の端のあたりでクリックを離したら、
微調整をしましょう。

inspectorのTransformの
PositionのXを見ていきます。

Xの数値を8.5に変更しました。

右側の壁の位置は8.5に設定

これで右側の壁も完成です。

4、上の壁を作る

左右の壁が作れたら、
次は上の壁を作っていきます。

「LeftWall」を複製した時と同じようにして、
今度は「RigthWall」を複製します。

右クリックで表示されたメニューから
Duplicateをクリックですね。

右側の壁を複製するためにDuplicateをクリック

そして、複製された「RightWall(1)」を
ムーブツールで上の方に移動させます。

今回は細かく微調整をしませんでしたが、
inspectorのTransformの
PositionのYの数値を4.5か4.6ぐらいに
変更してもいいかもしれません。

ムーブツールで上の方に移動させた画像

その後に大きさの調整をしたいので、
inspectorのTransformの
スケールのXを18に、Yを1に変更します。

上の壁の大きさを変更した画像

そして大きさが調整できましたら、
名前を変更していきましょう。

Hierarchyの「RightWall(1)」の上で
右クリックをして、表示されたメニューから
「Rename」を選んで、

「TopWall」

という名前に変更しました。

上の壁の名前を変更しました

これで、ステージの壁の作成は完了です。

5、作った壁をWallsの中に入れる

あとは、作った3つの壁を
「Walls」の中に入れましょう。

・LeftWall

・RightWall

・TopWall

をそれぞれドラッグ&ドロップして、
「Walls」の中に入れていきます。

LeftWallなどの壁をクリックしたまま動かしてWallsの中に入れていきます

そうすることで、Wallsを親として
その下の階層に配置できました。

子要素になるとWallsの中に入り階層化します

Hierarchyのゲームオブジェクトを
階層化すると、Hierarchyに表示したり
非表示にしたり切り替えることができるんですね。

こうすることで、Hierarchyの表示が
スッキリして管理がしやすくなります。

子要素は表示するかどうかを切り替えられるのでヒエラルキーの管理がすっきりする

また、親オブジェクトの位置を変更すると
下の階層のオブジェクトも一緒に動くんですね。

そのため、まとめて動かしたいものを
一緒にしておくと便利だったりもしますよ。

6、まとめ

この記事では、

ChatGPTとUnityを使ってブロック崩しを作る基礎講座

の第1回目の内容をお伝えしてきました。

Unityでブロック崩しを作る方法については
もちろんのこと、

ChatGPTとUnityで簡単なゲームを作ることで、
Unityのゲーム制作にChatGPTをどう活かすのか?

ということをお伝えできたらと思っています。

今回はブロック崩しの1回目ということで、
ステージの壁の作成などを行いました。

次の記事では、

プレイヤーの操作するバー(パドル)の作成

について、解説をしていきますね!

ということで、今回の記事は以上です。

次の記事に進んでいきましょう!

続きはこちら → ChatGPTとUnityでブロック崩しを作る基礎講座2 プレイヤーが操作するバー(パドル)の制作

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